麺屋あらき
実籾駅前
味玉つけ麺740円

らー麺680円

このお店は、「麺屋武蔵出身」というフレコミがあり、開店当初、非常に注目されていた。石神氏も自分の本で紹介しているし、テレビ出演も何度かあった。開店して間もない頃に食べたときは、「ああ、武蔵だなあ・・」と、単純に思った。武蔵、それ以上でもそれ以下でもない、武蔵のラーメンだった。
当時は、武蔵で修行した息子さんとその両親が三人で頑張っていた。気合というか、勢いが感じられた。お客さんともお話してくれていたし、意気込みも語ってくれていた。
その後、またあらきを訪れた。お客さんが増えていた。ラーメンは変わらず「武蔵」っぽかった。だが、このとき、「接客」に疑問が残った。どこか「壁」がある、というか、話しかけづらい印象が残った。
それから約一年半、久々にあらきを訪れた。ラーメンの味は?接客は?
まず息子さんがいなくなっていた。どうやら今週の木曜日に新しく出店するらしい。その準備で大忙しとのことだった。実籾のあらきでは、ご両親が二人で店を営業していた。息子さんは独立したのだ・・
ラーメンは大幅に変化していた。「魚介系醤油豚骨」と書いてあった。まず味の変化にびっくり。もやしが入っている。スープの色が黒ではなく赤茶っぽかった。スープは、どこにもない不思議な厚みのあるものに変わっていた。もちろん魚介(さんま?!)の味は健在だったが、複雑で重層的な味で、食べ手を虜にしそうな感じだった。
ラーメンは間違えなく数段とおいしくなっていた。しかし、「接客」で「?」という印象はぬぐえなかった。ラーメン屋とはいえ、「サービス業」だ。どうもそういう「心遣い」が感じられないのだ。だから、客も話しかけにくい。まあ、佐野さんみたいに「黙って食え」っていうんだったら分かるんだけど、そういうんじゃない。「ま、食べれば・・ いいんじゃん?!」みたいな、そういうそっけなさを感じてしまった。
たしかに、このあらきのラーメンは美味しい。すばらしい出来だと思う。だけど、気持ちよく食べれない。「接客」という点で、どうしても「満足」しきれない。これをどのように解釈したらいいか、分からない。だけど、ボクらラーメンファンは、ただ「ラーメンを食べる」ためだけに、ラーメン屋に足を運ぶんじゃない。店主とのふれあいというか、店主や店や客とのかかわりのうちで、ラーメンを食べるのだ。味的には申し分ないのだが、どうしても、総合的に考えると、厳しい判断をせざるを得ない気がする。はたしてボクだけの印象なのだろうか。わからない・・・
【その後】
でも、やっぱり、かつてに比べてすごく美味しくなっていたし、また食べたいなあと思えるラーメンだった。「接客」うんぬんは、美味しいという前提の上でのみ、語り得ることだと思う。そういう意味で、このお店自体のレベルは高いと思うし、これからも実籾で活躍して欲しいと願うお店だ。





























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